放射線被ばくの甲状腺への影響予防に

ヨウ素剤(ヨウ化カリウム)


万が一、原子力関連機関での大事故が起これば放射性物質ヨウ素が大気中に拡散する危険があります。ヨウ素は体内に吸収されると甲状腺に取り込まれやすく、さまざまな甲状腺障害を引き起こすことがあります。ヨウ素剤を前もって服用すれば、放射性ヨウ素による甲状腺障害を予防することが可能です。


原子力関連機関で事故発生!放射性物質が漏れたかも!?
そんなときは、まず事故現場から離れましょう。とにかく逃げるのです。
逃げられないときには屋内に非難し、窓を閉める・換気扇を止めるなどして放射性物質を吸い込まないようにします。
このときにヨウ素剤をお持ちならば服用しておきましょう。


ヨウ素剤の飲み方(1日1回)
 1歳未満 : 1回1錠。つぶして粉末とする。ミルクやシロップ、ジャムなどに混ぜて飲ませてもよい。
 1歳以上 : 1回2錠。水で服用する。(妊婦も同様)             〔科学技術庁放射線医学総合研究指針〕

被ばくが一瞬で生じると仮定して、100mgのヨウ素剤(2錠)を服用することによって被ばくを阻止できる率は
             服用が1時間後なら85%     3時間後なら50%                   です。
できるだけ早く服用することが望ましいですが、24時間以内なら効果はあります。
以後、状況により24時間ごとに同量を毎日服用することが必要ですが、できるだけ1,000mgを超えない量にしてください(20錠・10日間)


服用対象者:原則として40歳未満の方。特に新生児・乳幼児・妊婦の服用を優先してください。
        (40歳以上の方が服用しても効果はあります)

使用上の注意
1.ヨウ素過敏症の方、肺結核の方は服用を避けてください。
2.甲状腺障害、腎障害をお持ちの方は服用前に医師にご相談ください。
3.定められた用法・用量をお守りください。
4.上記の目的以外では服用しないでください。
5.本品は吸湿性がありますから、湿気を避けて涼しいところに保管してください。