医療生協の「患者の権利章典」
医療生協の「患者の権利章典」は、組合員自身のいのちをはぐくみ、いとおしみ、そのために自らを律するものです。 同時に、組合員・地域住民すべてのいのちを、みんなで大切にし、支え合う、医療における民主主義と住民参加を保障する、医療における人権宣言です。
患者の権利と責任
患者には、闘病の主体者として、以下の権利と責任があります。【 知る権利 】
病名、病状(検査の結果を含む)、予後(病気の見込み)、 診療計画、処置や手術(選択の理由、
その内容)、 薬の名前や作用・副作用、必要な費用などについて、納得できるまで説明を受ける権利。
【 自己決定権 】
納得できるまで説明を受けたのち、 医療従事者の提案する診療計画などを自分で決定する権利。
【 プライバシーに関する権利 】
個人の秘密が守られる権利および私的なことに干渉されない権利。
【 学習権 】
病気やその療養方法および保健・予防等について学習する権利。
【 受療権 】
いつでも、必要かつ十分な医療サービスを、 人としてふさわしいやり方で受ける権利。
医療保障の改善を国と自治体に要求する権利。
【 参加と協同 】
患者みずからが、 医療従事者とともに力をあわせて、これらの権利をまもり発展させる責任。